江戸時代に学ぶ、断捨離の3つの視点

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無理に欲しいモノを買う必要はありません。特に意味もなくデパートへ寄ったり、買い物アプリを眺めたくなる時はありませんか?

大きく発展した現代では、私たちが必要とする以上にモノがあふれています。その影響で、私たちは必要以上にモノが欲しくなってしまう錯覚を起こしてしまいがちです。

一方で私たちの先輩である江戸時代の人たちは、質素ながらも豊かな生活を送っていたそう。私たちとの暮らしの違いについて解説します。

江戸時代の人たちはすでに断捨離を実践していた

江戸時代の生活とは

突然ですが、「3R」という言葉をご存知でしょうか?3Rとは、

Reuse (リユース:モノを再利用する)
Reduce(リデュース:無駄なモノを買わず、長く使う)
Recycle(リサイクル:モノを新しい使い方で使う)
という言葉の頭文字を取ってできた言葉のことです。小学校の教科書でご覧になった方もいるかもしれません。この3Rはよく、「モノをできるだけ大事に扱って、ゴミを減らそう」というメッセージとして伝えられます。

この言葉は2000年前後に登場したとされていますが、実は考え方の根本はすでに、江戸時代の生活に浸透していました。

なぜか?それは江戸時代にはモノがなかったからです。

江戸時代の生活は「豪華絢爛」というイメージがあるかもしれませんが、一般庶民は質素ながらも豊かな生活を送っていたとされています。確かに浮世絵や歌舞伎の文化など、派手なイメージがあるかもしれませんし、一揆(いっき:農民の反乱)が起きていた事実から、苦しい生活を思い浮かべてしまうかもしれません。

しかし派手なイメージは全体の生活の一側面に過ぎず、約300年間続いた江戸時代は全体としてのどかな生活だったとされています。

現代とは違いモノが溢れる時代ではないので、できることは限られていました。それ故に人々は「足らずを知る」ことを心がけ、使えるものは長く使い、無理にモノを増やそうとしない、断捨離と近い生活スタイルがあったのです。

特にリサイクル文化は、世の中的に広まっていた

江戸時代の生活スタイルとして、特にリサイクルには驚かされます。貴重なモノをできるかぎり長く使えるために、人々はさまざまなリサイクルの工夫をしていました。たとえば、釜に空いてしまった穴を修繕したり、古紙は今と同じように再生紙に変えたり。モノがないがゆえに生活術で暮らすスタイルでした。

修理やリサイクルの専門家が街中に

もちろん生活スタイルが断捨離なら、それを助けるための専門家もたくさんいました。下にある図は、江戸時代に盛んだったリサイクル専門家の一部を紹介しております。

(引用元:お江戸の科学)
この図からもわかるように、人々は使えるものは隅々まで使い、新しいものを増やさない生活を送っていました。

衣服は基本的に古着を着ていた

着るものも例外ではありません。新品の服は、一般家庭では買うことができないほど高価だったため、古着屋へ行き古着を手に入れる生活だったみたいです。

すり切れて穴が開けば当て布をして補い、それを何度も繰りかえして着られなくなれば、赤ん坊のおしめや雑巾にし、それがすり減って糸くずだけになるほどまで使い切ったと考えられます。(引用元:江戸時代Campus)
古着を購入するだけでなく、買った古着を最後まで使い続ける江戸時代の人々の暮らしには、ちらっと断捨離の心が垣間見えますね。

足らずを知る江戸文化

ここで一つ疑問が浮かびます。

モノがない江戸時代は、本当に幸せな暮らしを送っていたのでしょうか?

断捨離生活でも、人々は幸せだった

答えは「Yes」です。「江戸時代 幸福」と調べると、本当にたくさんの方が江戸時代の暮らしの幸せについて述べていることがわかります。かつて来日したイギリス人のオズボーンという方が、このようなコメントをしています。

誰もがいかなる人びとがそうありうるよりも、幸せで煩いから解放されているように見えた。(引用元:正統史観年表)
他にも多くの外国人が、当時の日本人の暮らしからポジティブな印象を受けていたそうです。

農民も幸せな暮らしを送っていた

幸福度は、農民にも広がっていました。農民たちは、足らないものを人々のつながりで補い合って生活していました。当時はコンビニなどありませんから自給自足と助け合いが当たり前でした。

今の農家さんたちも、近所づきあいで助け合って生活しているという話を聞いたことがありませんか?そのような暮らしのルーツは、江戸時代やそれよりもっと前の時代から見ることができそうですね。

江戸時代から学ぶべきポイント

彼らの暮らしから、現代の私たちが断捨離をする上で学べることはなんでしょうか?

むやみにモノを増やさない

江戸時代はインターネットはおろか、水や電気も安定して使えないにもかかわらず、幸せに暮らせていました。ならば私たちも同じように幸せに暮らせることは間違いありません。

インターネットを使える時代だからこそあえて、自分の必要以上にモノを増やさず、身の回りのモノで暮らしていくことが心の豊かさにつながっていくのではないでしょうか?

足らないことを受け入れる

モノが欲しくなる気持ちは際限がありません。新しくモノを手に入れたと思ったら、今度は別のモノが欲しくなってしまうのが人間です。

その気持ちは、私たちの不足感から来ています。しかし、この不足感を無理に満たそうとする必要はまったくありません。

モノを手に入れる代わりに、経験を手にすることによって私たちは幸せを手に入れることができます。

物質的な買い物による満足感は、時間の経過とともに減少する傾向がありますが、逆に経験的な買い物による幸福感は時間が経過すると増していきます。コロラド大学の調査によれば、アメリカ人の約57%が経験を買ったほうが、ものを買うよりもずっと幸せになると回答しており、一方でその逆であると答えた人は34%だけでした。(引用元:Career Supli)
モノがないなら借りる

全ての問題を、一人きりで考える必要はありません。なので、持っていないものでも、身の周りやサービスを通じて借りることはできますよね。

私からも、できる限りたくさんの情報をお届けしたいと思っておりますので、なにかご不明な点・ご要望がありましたらお気軽にコメントをお寄せくださいね。

まとめ

江戸時代の暮らしには、私たちが見習うべきたくさんのヒントが隠れています。

余計なものはもたず、増やさず。困ったことがあれば声を求める。

そんな、ある種人間らしい営みが、豊かな心に繋がるのかもしれませんね。

断捨離を目指す一員としても、私も彼らの生き方を学ばなければなりません・・・!

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